中の人
個人的に長年ずっと疑い続けていることなのだが、作家の辻村深月って「中の人」は完全に恩田陸だと思う。
というか、確信に近く思い込んでいる。
辻村深月の作品を書いているのは表立って顔出ししている女性ではなく、実際に執筆しているのは恩田陸だろう、ということ。
もともと作風や文体が似ている事で比較されることもある両人だが、注意深く読めばわかるが正直「似ている」どころのレベルでは無い。
そのまま。本当、そのまんま。
仮に恩田陸の作品を1日10時間研究してリスペクトして筆跡かじって癖習得して文体を寄せきったとしても、ここまでは似るまいと思う。
端々の文体の癖が細かい部分までマジで「同じ」なのである。
酷似、という言葉ですら違和感が残る。
しかし自分が最も違和感を感じるのは辻村深月の各インタビュー。
何故あんなに拙いのだろうと愕然とした。
喋り方がどうのとか、慣れていないとかそういう次元ではなく、ただただ語彙力そのものが乏しい。
自らの作品ではあれほど柔軟で表現力に長けた言葉選びでファンの心を射止めているというのに、いざ喋ると……なんだこれ。
というか、別人じゃん、と。
そんな事を20年くらい折に触れてはずっと考えていた。
というか、何故みんなわからないのだろう。
不自然すぎる。
こんな事がまかり通る業界。
ゾッとする。